愛に恋

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訃報 渡哲也

20数年前だったと思うが、「あまり長生きしたくない」と健康だった頃に言っていたが、78歳というのは本人にとって長生きだったのか否か、どうなんだろう。

余談だが、私は洋画好きなので、それに比べ邦画の方はあまり見て来なかったが、それでも配給会社のランクを付けを勝手にするならば、①大映、②東映、③東宝、④松竹、⑤日活となる。

30年代の日活にはどうも馴染めない。

まずあのドンパチ、ドンパチが嫌いだ。

故に日活のスターは時代劇には不向きだったと思っていた。

然し、その日活俳優の渡さんが時代劇、それも信長役とあって、興味本位で見て視るに、これが実に上手い。

声質もよく威厳がある。

適役ではないか、なかでもこの場面はとびっきりいい!


2014年1月~「軍師官兵衛」で秀吉を演じる竹中直人の原点! 秀吉 第30話 01

飛び込んできたのは森蘭丸

「敵は、敵は、惟任日向守」

「惟任日向守・・・、光秀じゃと」

「確かに、水色桔梗の旗、謀反にございまする。」

「お館様、お逃げ下さいませ」

「光秀は、緻密な男よ。率いる兵は一万三千、謀反とあればこの寺は十重二十重に取り巻かれておろう。

「信孝様は」

「言うに及ばず信孝も殺されるのじゃ」

「お館様に大恩ある日向守が、何ゆえの謀反ぞ」

「是非に及ばず」

名場面ですね。

渡哲也さん、感動をありがとう、お疲れ様でした。

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宍戸錠さんと。

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 志村けんと。