約3か月ぶりの古本市らしいが何でも昨日、知人が大名買いで61冊も買ったそうな。
私は雨は苦手なので今日参戦だが、然し、重量の関係で12冊が限度だった。
帰りに紀伊國屋でバージニア・ウルフの『ある作家の日記』を買って、それでも約
10,000円ぐらいの出費になってしまった。
いいのか、いいのかこんなことで、置く場所はどうするんだ。
扨てと、今日に戦利品はと。
松本清張のこの本はよく見かけるが、事件の概要は全く知らないので、この際読み解い
てみようかなと。
田中小実昌は、みなさん見つけ次第買っているようなので、つい私も真似をして。
ゴッホの遺言ね、私は自殺説を取っていないが、果たして真相にどこまで迫っているか。
中野重治が獄中から妻に送った手紙や書簡などだが、これ上・下巻合わせると1200ペー
ジを超えるだろう、長いな!
茨木のり子の詩集は文庫で持っているのにまた買ってしまった。
積読本が溜まり過ぎるとよくあるんだよね、こういうこと。
モディリアニの生涯、読んでみるか一丁。
然し、モディリアニかモディリアーニかどっちが正しいのかはっきりせえ。
吉井勇の随筆なんて珍しい、今日、一番最後に見つけた本だった。
ちょっと写真がブレたね。
平沢貞道の獄中記、この事件に関しては冤罪の立場を取っている私だが。
リンドバーグ事件でも、犯人とされたリチャード・ハウプトマンだったか、これはどう
見ても冤罪だろう。
今日の一番の掘り出し物は何と言ってもこれ、中河与一。
数年前に旧版は見つけたものの、2,500円だったから買わなかったが新版があるとは知らなかった、それが上・下巻で800円
しかし新版といっても昭和51年、これ、谷崎の妻譲渡事件を傍で見ていた中河が書いた
ものらしいが、文庫で復刊しろよな。
ひと月前ほど店員に確認していたバージニア・ウルフの『ある作家の日記』、「当店で
は二冊入荷しています」と言っていたが、この本に限っては値段が高いこともあるが、
内容からして先ず売れないだろうと思って行ってみたら、やはり二冊のまま棚にある。
こんなことでどうするよウルフ。
こんないい本、どうしても欲しいのだ!
それにしても帰りは重かった。