中央公会堂の『水の都の古本展』へ行って来た。
毎度のことながら、一期一会の出会いを求めて東奔西走だが、即買いという一目惚れがあるか否か。
初っ端から購入予定の本を見つけ、暫く、恋の相手が見つからないと思っていたら、山口瞳の『世相講談』なるものに出会った。
変だな、氏の本は全て新潮から文庫化されているのではないのか。
出版社を見ると論創社とある。
更に「待望の復刻」とあり50年程昔に書かれたものらしい。
大手出版社でないので文庫化されてないわけで、美本でもあるし、これは買わないと、今後巡り合う可能性は少ない。
もう一冊は元陸軍中将でA級戦犯佐藤賢了の証言だが、今時、佐藤賢了などと言っても知る人も少ない。
なるべく東京裁判で起訴された軍人、政治家の証言録は読むようにしているが、佐藤賢了の証言なんて、あったんだな。
まあ然し、今月は買い過ぎた。