愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

京橋ツイン21古本市

何とか、この鬱状態を脱出しなければならないと最近悩んでいると昨日も巻いたが、気分転換になるかどうかは分らねど、京橋ツイン21でやっている古本市へ気温15度の中、腰痛、肩痛、自律神経の歪んだ状態で行って来た。

f:id:pione1:20200124212632j:plain

もう何回も来ているので、勝手知ったる他人の会場だが、ここは真冬では寒すぎて見るのに適さないところなのだが、今日は安心だった。

下が1階になるのだが、然しその前に2回にこの旗印!

f:id:pione1:20200124213035j:plain

おお、これこそが我が憧れの最強最高の仕事なのだ。

今度、生まれ変わったなら作家にも画家にもミュージシャンにもなれない私は、少しばかり秀才に生まれて、ここで働くのだ。

我が意を得たり!

写真を撮って下に降りると、ずっと私を見ていた女性職員が寄って来て、パンフレットを渡し緒方貞子を御存じですよね」と言うので、「はい、私の姉です」と答える、一瞬、間が開いて緒方貞子さんですけど」と訊き返すので、私はもう一声「私の姉です」と念を押すと、相手は私の目を見つめるなり会話が途切れ空白で出来た。

頭が混乱しているらしい。

冗談がきつ過ぎたが「嘘ですよ」というと笑い出した。

そんな事のはじまりから、到着は2時、予定時間を2時間、軍資金3000円と決めて順に見て行ったのだが、今日はかなり良質の本が揃っていたため、思わぬ時間を喰った。

4時になり、タイムリミットなのだが、まだ全体の3分の2ぐらいしか見ていない。

仕方がない、この時点で籠に入れた本の値段を計算するとジャスト3000円、それに昼飯抜きで来ているので、止む無く退散したが軍資金があれば7000円ほど買ったかも知れない。

本当に古本市は知識の宝庫だ!

積読本は腐るほどあるのに、かなり難物ばかりを飼ってしまった。

記録しておこう。

f:id:pione1:20200124214912j:plain

1979年9月3日、中国から29年ぶりの突然の帰国。

日本中をアッと驚かした、伊藤律のことはもっと勉強しなければならない。

f:id:pione1:20200124215856j:plain

同じく、終戦前後の上海のことも、もっと勉強したい。

f:id:pione1:20200124220152j:plain

私が生まれる前に起きた、この有名な事件に関しては殆ど知らない。

この際、この長編を読んでみよう。

f:id:pione1:20200124220447j:plain

しまった、新潮文庫ではなく昭和37年の旧訳で、かなり読みづらいと感想に書いてある旧版を買ってしまった。

然しこれ、思った以上の長編なんですね。

しかも文字が小さい二段組、いやはや。

f:id:pione1:20200124220953j:plain

何と、単行本で646ぺーじもある。

f:id:pione1:20200124221229j:plain

3冊目の滝田ゆうだ。

ここまではみな絶版本だろう。

f:id:pione1:20200124221456j:plain

東海道中膝栗毛』を書く前の十返舎十九の話らしい。

面白そうだ。

f:id:pione1:20200124221843j:plain

谷崎はもっと読んだ方がいい。

 

積読本が196冊になってしまった。

大丈夫かお前、気でも狂ったか!

違う、歴史上の謎は自分なりに解決しなければ駄目なのだ。

何にしてもそうだ。

幕末の歴史でも薩長の側ばかりではなく、幕閣や会津の立場も知らなければ。

西南戦争にしたところで、西郷と大久保の確執、両者の考えも重要だ。

二・二六も皇道派と統制派、開戦も南進論と北進論、和平派と開戦派。

戦中戦後の右派と左派の相違など総て知っておきたいのだ。

だから、早く「鬱」から脱出しないと、どんどん買うばかりになってしまう。

私は集めるのが趣味ではなく、飽くまでも知りたいから買うのであって、今日も今から読むのだ。

「おのれ、待っておれ伊藤律そういえば『父・伊藤律 ある家族の「戦後」』はまだ文庫化されないのか。

まっているのだから早くしてよ。

最後に、今日の私はお腹の調子が悪くゲーリー・ダメオで腸がぐうぐう鳴っている。

どうしたのだいったい、頼むぞ。

相撲は明日もまた見もの。

大坂なおみは15歳の天才少女に敗れた。