外人にとってのタトゥーと、日本人にとっての入れ墨、その概念の違いは何となく分かる。
然し、日本人にとってのタトゥーとは何か。
温泉の入場禁止ばかりではなく、公務員は勿論、医療機関、銀行、教職員等々、タトゥーが受け入れられない職種は限りなくある。
つまり、日本では限られた職業にしか就けなくなる。
善し悪しはともかく、流石に日本人女性でここまでの人はあまり見かけないが、全くゼロとは言えないだろう。
去年、ある病気からMRIを受診することになったが、そのとき看護師さんから、「体にタトゥーなどはありませんか?」と問われ、「ありませ」と答えると「タトゥーが入っているとMRIは受けられませんからね」と言われ、そうなのかと初めてその事実を知ったが、ではこれらの女性は将来、年を取ったらどうするのだろうか!
まあ、そんなことを私が心配しても野暮だが、以上の写真を見ていると感想に困る。
客観的にみて、芸術と退廃とエロスと度胸が一体になって初めて、どんぶらこと岸に流れ着く作品とでもいうべきか。
だが、東京で一人暮らししていた娘が、正月に田舎に帰って来たと思ったら、全身、これ芸術だったら、はたして両親はどう思うだろうか。