なるほど、女性三人の東海道中膝栗毛というわけで、「ぬけまいる」とは家人に何も告げず、家出同然でお伊勢参りに繰り出すということらしい。
路銀も充分ではなく、道中手形も用意せず、何とかなるだろうというあなた任せ発想から旅先での人助け、博打、恋、旅の甘辛を凝縮させた時代小説で、それなりに面白いのだが、何かと気になる現代言葉。
例えば「花札が、めっちゃ好きで」なんて言っているが、本当に江戸時代、こんな略語が使われていたのか怪しい。
または「渋滞」という単語もあったが、これもどうか。
著者のファンであるからしてなおさら目についた。
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