・論語曰く「学而不思則罔 思而不学則殆」
学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。
「学ぶだけで思考しなければ知識を生かすことができず、思考するばかりで知識を学ばなければ賢明な判断ができない」という意味だが、難しい漢字であり言葉でありますね。
・【換骨奪胎】(かんこつだったい)
出典 李白「秋浦歌(しゅうほのうた)」
換骨奪胎とは、先人の詩文や文章の作意・形式を取り入れながら、独自の工夫を加えて新しい作品として作り上げること。
・【満目蕭条】(まんもく-しょうじょう)
見渡す限り、物さびしいさま。
・九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)
九仞の功を一簣に虧くとは、事が今にも成就するというときに、手を抜いたために物事が完成しない、または失敗すること。
・ 君看双眼色 不語似無憂 「禅林句集」(白隠禅師)
「君看(み)よや、双眼の色。 語らざれば、憂いなきに似たり。
「私の二つの眸を見て下さい。 愁うることなど何一つないように見える」とあるが、更に言えば、「私は誰にも断腸の想いなど語りはしない。 語り尽くせないほど愁いは深いからだ。しかし、同じく深い愁いを抱く者が看れば、私の心は分かるはず。
目と目があうだけで一語も交えずともすでに志は通じている。
愁いを抱くものならでは、この想いを同じくすることは出来ない。
だから君よ、私の双眸の色をみてほしい」となる。
白隠禅師
・惻隠の心は仁の端なり 「孟子、公孫丑(こうそんちゅう)・上の六」
所謂、惻隠の情。
人の不幸を哀れみ、痛ましく思う心は、仁を身につける為の糸口。
先人が編み出した言葉、並びに漢文は難しく意味が奥深い。
それだけに漢字の持つ美しさを称えている。
最近、読んだ本の中にあった言葉を取り出してみたが、実生活ではこのような単語を並べてみても意味不明となってしまう。
私などは本当に学がないので「講師(孔子)が、こう申し(孟子)ております」なんていうオヤジギャグしか浮かばない。