常陸国茨城か!
行ったことないな、遠い、フランスはあまりにも遠しではないが、常陸も遠い。
私は子供の頃よりこの方、何か趣味がないと生きいけないタイプで、切手収集に始まり、古銭、映画パンフレット、レコード、喫茶店のマッチ、新聞切り抜き、第二次大戦のVHS等、何だかんだと渡り廊下を伝うように歩いて来たが、今若し30年程若ければ収集したいもの一つあり。
それは所謂紙ジャケでレコードをコンパクトにしたようなCDのことだが、音楽を趣味にしてきた私が如何にもハマりそうな物的正方形なのだ。
いくらかは持っているが、だが然し、時既に遅かりし由良之助。
夢、泡と消えて、念願の書斎も作れず、九尺二間の詫び住まい。
出入り自由の猫にも見放され、余った餌を何としよう。
そんな寂しいひとり寝るの子守唄、ネットで地域の古書店を検索していたら、月に一度の病院通い、その近くに何と、ぽつんと一軒家、古書店があるではないか、自転車で20分ほどの距離なので、本日、勇んで行ってみたが・・・。
店は、今年の月見までは待ってくれなかった。
既に店じまいして以前の面影はあらずに茫然自失。
こんな店が私を待っていたはずではないのか。
草臥れ儲けか!
今や、古本が私の趣味。
然し、その肝心要な古書店が、ここ10年程、恐ろしい勢いで閉店している。
生息地を奪われるアマゾンの野生動物のように私も右往左往。
困るではないか。
嗚呼、麗しきオアシスと楽園の神保町。
銀座、赤坂、六本木にゃ興味なし。
上野、神田に高円寺と来りゃアタイの出番。
行ってみたいな御茶ノ水。
近くに、もっと近くに出来ないであろうか、夢のドリーム・ジャンボ・古本屋。
そこへ行くと、20年前まで住んでいた我が郷愁の御三家尾張。
いつの間にかこんな垂涎路横丁が出来ていたんですね!
https://chiyonosuke.jimdo.com/
取り扱い書籍 約 30000冊
正に古本界の東千代之介!
ガンバレ みんガンバレ 月はながれて 東へ西へ
そう、東は「つちうら古書倶楽部」から西は「千代の介書店」まで。