「バロン西、貴方の名誉はすでに十分に保たれた。我々は貴下を殺すことはできない。降伏して下さい」
バロン西に投降を呼びかけた、この有名な降伏勧告は本当なのだろうか。
然し、最近私が読んだ本によると、そのような事実はなかったと書かれていたが。
バロン西こと西竹一騎兵中尉がロス五輪で金メダルを獲ったのは1932年。
現在に至るまで馬術競技で金メダルを撮った日本人は彼だけで、一躍、英雄となった。
髪型も欧米で流行のヴァレンチノ風、帝国軍人らしからぬ軍人だった。
後にロスアンゼルス名誉市民になり、現地で行われた金メダル受賞パーティーには、ダグラス・フェアバンクスも駆けつけたほど盛大なものであった。
彼の栄華が偲ばれる。
今生の別れにお守りとしての立て髪を持ち帰ったとか。
戦死後、陸軍獣医学校でウラヌスも程なく老衰で亡くなったが、気になる記事を見た。
ホントかオイ!
見たい観たい!
ウラヌスとの今生の別れ、目に浮かぶようで心が熱くなる。