愛に恋

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藤原道信朝臣

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一夜を過ごした男女の迎える夜明けを、情感たっぷりに「後朝」と呼ぶらしい。
これで「あとあさ」ではなく「きぬぎぬ」と読む。
 
藤原道信朝臣は詠む。
 
明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな.
 
朝ぼらけとは夜明けの意味だから、分かっているけど、 あなたが帰ってしまう夜の終りがやっぱり恨めしい、となる。
なんだ、もう夜が明けちゃうのか、と嘆いている。
 
平安の昔は通い婚だからこのような歌が詠まれたのだろう。
しかし下世話な質問だが、夜が明けるまで二人は何をしていたのだろうか?
私にも経験がないわけではないが、最近めっきりそのようなことがなく、最後がいつかも思い出せない。
夜明けまで何をしていたのか、おそらく、百人一首をしていたのではないかと記憶するが、どうだろう(爆