Doris Day - Dream A Little Dream of Me
現在、ドリス・デイのCDを買おうと思えば、おそらくジャズのコーナーに仕分けされているはずだが、厳密にいえば彼女の曲はジャズではない。
いわゆるポップスの部類だが、そのためかあまりドリス・デイの曲が好きという人を見かけない。
大戦中、海軍の兵士のロッカーにはリタ・ヘイワースの写真を貼る人はいてもドリス・デイの写真を貼る人はいなかったというドキュメンタリーを見たことがあるが、確かにリタに比べ、お色気ではドリスは敵わない。
そればかりかダンスでもリタに負けている。
然し、そうはいっても身長170㎝で歌は上手く、我々日本人の前にこんな人が現れれば、私などは目が星になってしまうかも知れない。
何しろ、この人を見ていると、まるで体操の選手みたいでとにかく明るく健康的。
ところで、もう覚えている人も少ないと思うが、あれは昭和30年代の後半だっただろうか、アメリカのテレビドラマで『カラミティ・ジェーン』という番組があった。
カラミティ・ジェーンは実在の人物で何となく見ていた記憶があるのだが、私が生まれる前の1953年、カラミティ・ジェーンのミュージカル映画でドリス・デイは人気を不動のものにしたらしい。
何分、古い時代の話だが、それだけに共演した人の殆どが他界している。
長く生きると多くの人を見送らなければいけない、そこが淋しいところだが、中でもロック・ハドソンの死はどう受け止めたのだろうか。
二人の写真を見ると仲睦まじく、まるで夫婦のようだが恋仲に発展しなかったのだろうか。
人生100年時代なんていうが、まさにその1世紀近くを生きたドリス・デイ。
私のブログでも4月に取り上げたばかり。
本当にお疲れさまでした。