愛に恋

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古本は一期一会

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こいさんが私(わて)を初めて法善寺へ連れて来てくれはったのは

「藤よ志」に奉公に上った晩やった。

「早う立派な板場はんになりいや」ゆうて、長い事水掛不動さんにお願いしてくれはりましたなァ。

あの晩から私(わて)は、私(わて)は、こいさんが、好きになりました。

 

「何を言うてまんねんな、違うがな、ほんまに安保や、いやいやアホや、古本の話でんがな」

 

そうなんですよね、実は去年、いや一昨年の暮れだったか、やっと積読本がゼロなったと思って一安心していたんです。

それが今日現在、約100冊もの積読本に膨れ上がってしまった。

その訳は、2か月程前のこと、ある行きつけの古書店で古本趣味の人たちのことを店主に話している序に、何気なく言った一言が諸悪の根源、いやいや、「古本病」に罹ってしまった、遂に本格的に罹ってしまった要因なんです。

私が「これで、積読本も90冊ほどになる」と言ったら、やにわに店主曰く「そんなのまだまだ、人によっては何百冊という人もいますよ」と一喝されてしまった。

 

私は直ぐ様、店主に二の矢を放つ。

「確かにTwitterでフォローしている古本趣味の人なんかを見ていると、どうも需要と供給が成り立っていないというか、読む以上に買う率が多いように思うけど、あの人たちは一体、どういうつもりなんですか?」

と訊くと、即答で!

「いつか読む」

どうりで謎が解けた!

そういうことだったのか、よく古本趣味の人が言う、

「古本は一期一会」

なるほど、その場で巡り合ったら今度いつ会えるか分からない。

故に、これはと思うものは買っておけ。

家にありさえすれば安心、今、読まなくともいつか読めばいい。

そういう原理だったんですね。

だからみんな溜め買いするわけだ。

『古本病な罹り方』という本を書いた人がいるが、私流の古本病な罹り方を見つけたような気がして、まさに目から鱗の店主の一言だった。

「そんなのまだまだ」

しかし、この道は行けども果てなく行き止まりがない。

一端入ったら後には引けぬ迷い通。

という訳で、今日もブックオフ西宮北口店でゲットした獲物掲載してしまう。