歴史小説作家だった故早乙女貢氏は生前『その時歴史が動いた』などで何度か拝見したが、いつも和服姿で、どこか古武士然とした風貌は少し近寄り難いタイプの人だった。
司馬遼太郎ファンの私は司馬さんが書かなかった穴埋めと言っては失礼だが、他の作家で多くの志士を読むようになった。
大学設立は松陰の宿願でもあった。
司法大臣として約9年勤めたが明治25年、47歳の若さで歿した。
山田は陸軍中将で伯爵を賜っているが早くに死去したためか元老にはなっていない。
しかし、働き盛りの47歳とは如何にも若い、せめてあと10年、日露の役ぐらいまでは生きていてほしかった。