趣味のジャンルは数々あれど、読書ほど時間と労力を伴うものはない。
つまり、買えば終わり、ただ飾っておけばいいとはいかないのである。
それだけに、買って嬉しき花いちもんめ、気分は重たし師走の空。
しかし、禁欲生活にも限度があり、飛び立つ思いで行ってしまった。
積読本が何十冊もあるのに関わらずだ。
ああ、疲れた!
4店舗を周り3店舗で購入ときたもんね。
『書苑よしむら』
ビルの二階だが、ちょっと入りにくい店です。
『中央美術』大正八年六月発売だが、いったい、こんな本にどんな用事があるのか?
こちらは昭和55年5月の発売『野の扉』なんていう哲学的な題名を付けるなよ!
『後妻業』自棄のやんぱち日焼けのなすびでこれも買ってしまった。
『矢野書店』
『心筋梗塞の前後』ということは、一応、助かったわけだ。
『天牛書店』
『裁判』有名なチャタレー夫人の裁判記録、以前から知っていたが、伊藤整で上下二巻約700ページ、読む前から嫌になった。
『加納大尉夫人・オンバコのトク』加納大尉夫人は角川文庫で以前読んだのに、こんな新装版が売っていたので買ってしまった、バカだな、バカだな!
とまあ、Sの私が読書に関してはドMになるのはどうしたことか。
年末26日から阪神大古本市があるというに、一体、どうしてくれようか。
さあ、なにか食べよ!