今でこそ私も偉そうにパソコンだスマホだと使っているが、その実、全くのド素人で、ちょっと専門的なことになると直ぐ人に泣きつく情けない奴なんです。
しかし著者はというと、今そこにある危機、いやいや機器に滅法強く、本書はハッキングの怖さ、パスワード、個人情報などプロにかかれば簡単に解読されてしまう現代社会の危うさを作品にした内容でだが、そこがまた読みどころ。
この手の犯罪が自分の身に起れば、それは誰でも怖い。
しかし、映画化されるだけあって作品としては確かに面白く「このミステリーがすごい!」 で大賞も受賞している。
昭和の世界にはなかったSNSミステリー、カタカナの文脈が多いところが平成の作品らしい。