一般的にデリンジャーと言えば、リンカーン暗殺に用いられたヘンリー・デリンジャー開発の護身拳銃のことを思い浮かべるのが普通なのかどうか知らないが、私の場合、映画にもなったジョン・ディリンジャーを想像する。
映画にもなるほどだから、石川五右衛門ならぬ義賊として有名な人物でアメリカ人なら、まず知らぬ人はいないと思うが。
私が観たのはウォーレン・オーツ主演、1973年制作の『デリンジャー』だが、遥か昔でストーリーは忘れてしまった。
下の写真は初めての強盗で刑務所に投獄された時の写真のなのか、1924年とあれので、だとすると21歳となる。
その後、銀行強盗、脱獄、殺人と州を跨いでの逃亡だったのでFBIはディリンジャー特捜班を設け、その逮捕に躍起になる。
最後は映画館から出たところをFBIに待ち伏せされ、一斉射撃で絶命したが、アメリカは西武開拓史以来、アンチヒーローが多い。
伝記本や映画化されるのもそのためで、善悪はともかく歴史に名を残したのは確かだ。
昔は、このように首に賞金がかかったお尋ね者は死んでも写真を撮られるんですね。
デリンジャーは31歳でその生涯を閉じた。