愛に恋

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マタハリ  マッシモ・グリッランディ

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私が最も忌み嫌う事件事故の中のひとつに文化財の焼失、又は破壊という行為がある。
勿論、故意によるものばかりではないので、残念と悔しがる以外にないが,、例えばこんな記事。
 
2013年10月19日夜、オランダ北部の町レーワルデンで、第1次世界大戦中の女スパイとして有名なマタ・ハリの生家が火災で焼失した。同国メディアが20日、報じた。レーワルデンはアムステルダムから北に約140キロにある町。レーワルデン市長によると、この火事で住宅11棟と商店5棟が焼けた。地元テレビ局オランダ放送協会は地元商店主の話として、焼失した建物の中に1876年にマタ・ハリが生まれた家が含まれていたと伝えている。また、報道によれば男性1人が死亡したという。
 
マタ・ハリは本名をマルガレータ・ヘールトロイダ・ツェレといい、1903年に仏パリに移り住んだ後、エキゾチックな踊り子として、また上流社会で高級娼婦として名を馳せた。しかし1917年、ドイツ軍のスパイだとして逮捕され、有罪判決を受けた後に銃殺刑に処された。マタ・ハリの生家は現在、美容院となっていた。火災は20日早朝に鎮火し、建物の外に作られたマタ・ハリの像だけが残った。
 
マタハリの生家が文化財だったかどうかは知らないが、世界的に有名なこの人物の家は大切に保存してほしかった。
 
以前、と言ってもひと月ほど前か、イギリスBBC放送だったか忘れたがマタハリの特集番組をやっていたが見ただろうか。
私にとって、この手の番組は大好物。
 
彼女が犯したスパイ問題を紐解いていくような番組だったが、結論的にいえば、マタハリはドイツ側のスパイだったのか二重スパイだったのかよく分からなかった。
そんな馬鹿なと思うだろうが、録画してあるのでもう一度、見直す必要がある。
 
彼女は、多くの高級士官あるいは政治家を相手とする高級娼婦だったが、この手の女性がどう魅力的だったのかは、実際接してみなければ分からないだろう。
少なくとも写真で見る限り、豊満な体つきとまではいえない、ただし、高級というぐらいだから、それなりの高度なテクニックがあったのかも知れない。
あるいは、そのスター性を買われてのことだったか。
 
いずれにしても、自分を待ち受けている運命が銃殺刑だったとは、その結末を聞いて、マタハリはどう思ったのか知りたいところだし、処刑に携わった者の手記などはないのか。
 
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