瞬間を切り取り映画のスチール写真のように、その一枚は時の刻みを忘れて永遠に語りかけていました。
林忠彦がいなかったら、この写真は生まれなかった。
太宰文学の生命力を今に伝える一枚ですね。
総動員令の中の日本と占領下の日本、逞しく生きる日本人を林は活写し、私の思い出の中にない日本と日本人を見る懐かしさ。
「文士の時代」では日本を代表する多くの小説家を掲載し後世に残されたことは実に幸い。
そんな写真集をある日、本屋で見つけ買わずにいられなかった。
そして本棚に暫く寝かせ、先日から見た、読んだ、書いた。
失われた日本と日本人、どれも貴重な写真ばかり。
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