未読だが落合莞爾なる人の作に『天才画家「佐伯祐三」真贋事件の真実』なるものがある。
調べてみると以下のような内容らしい。
平成6年、岩手県在住の吉薗明子という女性が亡父周蔵の所有していた佐伯の未公開作品を福井県武生市に数億で寄贈しようとした際に贋作疑惑が発生。
当初は真作と判断していた市側も、調査審議委員会の贋作との結論を受けて購入を中止。
その結果、吉薗明子の代理人として落合莞爾が登場し、作品を真作と主張しているらしいが、その後はどうなったか知らない。
亡父吉薗周蔵とはパトロンとして陰で佐伯を支えていた人物で、世に吉薗の業績を知らしめようと匠秀夫という人が『佐伯祐三の「巴里日記」吉薗周蔵宛書簡』という本を執筆中に他界してしまった。
故に「未完」となっているのだが、匠秀夫氏は学芸員で神奈川県立近代美術館、茨城県立近代美術館の館長を勤め1994年死去。
内容は佐伯と吉薗の往復書簡や佐伯日記の紹介などとある。
ではと思い、早速、Amazonで調べてみるに、何と出品されていない。
Amazonにない!
どこにも見当たらない。
一体、発行部数はどのぐらいなのか?
佐伯祐三の「巴里日記」なるものが存在するなら何故発行しない。
見れないと言われれば見たくなり!
聴けないと言われれば聴きたくなり!
読めないと言われれば読みたくなる、即ち、これ人情。
毎度のことながら御蔵入りさせといてどうなる。
かなり貴重なものらしいが、今後、一体どうするつもりなのか!
因みに先の『天才画家「佐伯祐三」真贋事件の真実』はAmazon価格4,319円。
ちと、高すぎるんではないかい。
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