そうか、言われてみれば現在の天皇誕生日と東條大将以下七名の処刑日は同じ日なわけか。
つまりアメリカ側の狙いは将来、天皇の代替わりがあった時に戦犯処刑日を思い出すように敢えて12月23日を選んだ。
東條大将ら最初の4人が絞首台で吊るされたのは正確には23日午前零時1分30秒。
時計が零時を過ぎるのを待ってから執行されている。
そういうからくりだったのか!
新しい天皇にも戦争責任が刻印され引き継がれるよう仕組まれている。
昭和の負債を背負って生きていく運命に立たされたのが今上天皇の役目という書かれ方になっているが、確かにそうとも言える。
しかし結果は知っての通り。
返す返すも日米交渉の妥結をみなかったことは残念でならない。
南部仏印進駐が命取りになってしまった。
「進むを知って退くを知らず」
とは後年よく言われたことだが、そこが日露戦争当時の幕僚とは違うところだろう。
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