愛に恋

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明治の東京 随筆集 鏑木清方

鏑木清方の随筆『明治の東京』という本を読むと、さすがに明治生まれの人、漢学の素養もあってか名文が多い。
 
半世紀ともなると難福交々(こもごも)、一見何の奇もなく無為に過ぎたようでも、越えて来た山河は険しい、祖母は神信心の篤い人だったので、一家が今日無事を楽しむのもその余徳であろう
 
昭和27年2月の文章だか「半世紀ともなると」というのは結婚50年ということだと思う。
 
「難福交々」は辛いことも楽しいこともと訳したらいいだろう。
 
「一家が今日無事を楽しむのもその余徳であろう」
 
上手いこと言いますね!
こんな文章が書けるようになりたいものだ。
ところで下の『鏑木清方画集』は何と11㌔もあるとか。
本を持ってぎっくり腰になった人というのは聞いたことがないが、一体、このよう画集は誰が買うのか。
研究者か、よっぽどの鏑木ファンか美術愛好家か何れにしても持っては帰れまいに。
 
 
で、以前、態々鎌倉の鏑木清方記念美術館に行って参りましたですハイ!
 
 
 

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