居眠り狂志郎の遅読の薦め

未だ休読日に至らず

エドマンド・レイトン 休日(1900年)

 
世に絵画市場に於けるオークション価格ほど解からぬものはない。
ゴッホの「ひまわり」が58億円で落札された過去があるが、本人が存命なら、たった一枚の絵が売れただけで一生暮らしていけることになる。
生前には一枚しか売れなかったことを思うと、ゴッホ何をか況やであろう。
 
しかし、純粋に考えた場合どうであろうか。
有名だから絵も高い!
勿論、芸術的価値があるから、その金額に値すると言われればそれまでだが、58億円とは如何にも高い。
常軌を逸していると言っては大袈裟か、いや、ゴッホに失礼か。
 
では、この無名の画家の絵はどうか?
まるで写真のようで、とても人間技とは思えぬリアル観、絵の隅々まで魅入ってしまう。
オークションに出したらいくらで落札されるか知らないが、まず58億円はありえまい。
 
絵画趣味というものは本当に個人の感性の分かれるところ。
私としては「ひまわり」よりもこの「休日」に興味を持つのだが。