音楽関連

フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか 浦久俊彦

神童とは恐ろしいものだ。 8歳リストは楽譜を一目見ただけで、信じられないような正確さでピアノを弾いたとか。 そのリストに付いて私が知り得ることは殆んどないが「リストは19世紀音楽の縮図だ」という言葉があるほど偉大な人物らしい。 しかし、時を同じ…

ビリー・ホリデイと『奇妙な果実』 デーヴィッド・マーゴリック

ビリー・ホリデイには有名な『奇妙な果実』という自伝があるが、この本はそれとは別物。 一貫して主題となっているのは彼女が歌詞をほんとうに理解して歌っていたかという問題。 よく知られているように、この歌は南部で頻繁に起きていた黒人のリンチを取り…

ジャンゴ・ラインハルトの伝説 マイケル・ドレーニ

勝手に読んでおいて愚痴を言うのもなんだが、まあ今回の本ばかりは疲れた。 特大サイズの単行本で2段組、重たい、字が小さい、長い。 知らないことも多かっただけに、もうぐったりだがやっと開放され一安心。 さてと、ジャンゴ・ラインハルトだが、これまで…

放送禁止歌 森達也

1999年5月23日、『放送禁止歌~唄っているのは誰? 規制するのは誰?』というドキュメンタリー番組があったらしいが私は見てない。 その番組を制作したのが著者で再放送があったら是非見たいものだ。 著者は樺美知子さんが死亡した1960年6月15日当時4歳だっ…

ビートルズの真実 里中哲彦氏 遠山修司

『ビートルズの真実』なんていう題名からして何か胡散臭い本かと思ったら大違い。 ビートルズファンとして知られているらしい里中哲彦氏と遠山修司氏の対談集という形を取った本だったが、これが実に長い。 私の知人にサザンファンが高じて茅ヶ崎に移住した…

黄昏のビギンの物語 佐藤剛

今でこそ全くカラオケに行かなくなったが以前は『君こそわが命』と『宗右衛門町ブルース』を十八番にしていた時期があった。 本来はサザンを歌いたいのだが声質が合わず、どうも演歌調の歌が得意で、何かと言えばよく歌い、またよくリクエストされたものだ…

昭和流行歌スキャンダル その時ヒット曲は生まれた 島野功緒

曲は現在のJポップ・アーティストのように作詞、作曲、歌唱と、例えば桑田佳祐や中島みゆきに代表される三位一体、全てを自分でこなすやり方と昭和歌謡のように分業制度とどちらが大変なのだろうか? 難しい問題だが、ともあれ我が国初の映画主題歌は昭和4年…

ビートルズを聴こう - 公式録音全213曲完全ガイド 里中哲彦

文字通り『ビートルズを聴こう - 公式録音全213曲完全ガイド』なので、全楽曲についてこと細かに里中哲彦、遠山修司両氏による対談形式で書かれているのだが、どうもビートルズに関する書物は、読み手の私にとってはそう単純に鑑賞だけに浸れないものがある…

ショパン紀行 あの日ショパンが見た風景 堀内みさ 堀内昭彦

知らなかったが、ショパンの心臓は現在でもワルシャワ聖十字架教会という所の主柱に納められているらしい。 小さなプレートにはこのよう書かれている。 1945年10月17日 フレデリック・ショパンの心臓は、ワルシャワに戻ってきた 第二次大戦勃発でワルシャワ…

流星ひとつ 沢木耕太郎

『お熱いのがお好き』の一場面、電車の中で向かい合って座るトニー・カーティスに「本が逆さまだよ」と指摘されたり、自宅で柄にもなくラフマニノフを聴いているマリリン・モンローという人はわざと、あのような白痴美人的な役どころを演じていたと思うが、…

甦る『ゴンドラの唄』―「いのち短し、恋せよ、少女」の誕生と変容 相沢直樹

私にとっての読書とは趣味以上、義務未満みたいなものだが出来得る限り、自分の身の丈に合ったサイズの本を選別して読みたいと思っている。 あまり度を越して不釣合いな本は当然の如く理解の範疇を超え苦痛の領域に誘う。 本題に入る前に一言、苦言を呈した…

たとえば、ブラッキーとクラプトン 僕らが恋した伝説のギターたち 細川真平  近藤正義

ジミ・ヘンドリックス 1970年9月18日 27歳 死因 窒息死 デュアン・オールマン 1971年10月29日 24歳 死因 オートバイ事故 トミー・ボーリン 1976年12月4日 25歳 死因 麻薬の過剰摂取 ランディ・ローズ 1982年3月19日 25歳 死因 飛行機墜落事故 ロイ・ブキャナ…