居眠り狂志郎の遅読の薦め

喰う寝る読むだけの素浪人です

獅子文六作品

自由学校 獅子文六

今回の文六作品は昭和25年5月から朝日新聞に連載されたもので、時代を反映して敗戦、焼け跡、講和条約などの文言が頻繁に出てくるが、さすがにリアルタイムで書いているだけあって説得力がある。 終わりに作者自身も書いているが獅子文六の代表作とは何なの…

信子 獅子文六

獅子文六ブームはいつまで続くのだろうか。 もっか、ちくま文庫で10冊、それに追従して朝日文庫が2冊刊行したが、その2冊目がこの『信子』という本になる。 かなり古いもので戦前の昭和13年10月から15年2月かけて雑誌『主婦之友』に発表した長編小説とあるが…

青春怪談 獅子文六

獅子文六、第7弾! その名も『青春怪談』、相変わらずのドタバタコメディで、あまりパッとしないタイトルだが、まずは目出度い。 これでちくま文庫の復刻版は阿川弘之2冊、源氏鶏太2冊、そして獅子文六が7冊。 どうもこの3人の戦後小説は似たり寄ったりのラ…

おばあさん 獅子文六

二番煎じ、便乗商法と言っては少し言い過ぎだが、まさかちくま文庫で好評を得ていた獅子文六作品を朝日文庫でも復刊するとは思ってもみなかった。 二刊同時発売だったので、差し当たりページ数の長い『おばあさん』の方から読むことにしたのだが、これが面白…

胡椒息子 獅子文六

ちくま文庫、獅子文六の第8弾『胡椒息子』なる本が出たので、まさに 「待ちかねぞ文六」ってな具合で早速読んでみた。 ふん・・・! いつもながら思うのは、文六先生の思惑は将来、映画化されるのを想定して書いているような気がしないでもない。 失礼ながら…