愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

古本渉猟日録

志賀直哉「蝕まれた友情」

志賀直哉に「蝕まれた友情」という64歳のときの短編があるらしい。 「君と初めて知つたのは幾つの時だつたらう。学習院の初等科五年の時だつたやうに思ふ。一緒に中等科に進んだ記憶があるから、十一か十二の時だ。今、君は六十五、僕は六十四だから、半世紀…

朴烈 金子文子裁判記録

所謂、朴烈事件の裁判記録、左翼系の事件などは、この黒色戦線社から概ね出版されていると思う。 併し、この本は初めて見たが値段は9,000円と高く、とても買えない、中を見ると上下二段組と、これまた読み甲斐がある代物。 何しろ事件も裁判も大正時代と古く…

二つの絵 小穴隆一をゲット

東京の古本屋で先日見つけた、とってもとっても大事な珍しい本が昨日届いた。 昭和31年1月30日発行の『二つの絵』、表紙は画家で芥川の友人だった著者の小穴隆一が描いた死せる芥川のスケッチ。 長年探していたが一度たりともお目にかかれなかったのを、ある…

『東海道刈谷驛』

恥ずかしながら、我が街を紹介するに、簡単明瞭で分かりやすい。 居酒屋、風俗、ラブホテル! 元より古本屋などは一軒もなく、唯一あった町の本やさんとCDショップは需要のなさから消し飛んでしまった。 以来、文化の空洞化現象著しく、上は知事、市長、区長…

探訪 一色文庫

二か月半ぶりに一色文庫へ行って来ました。 昨日は私の知り得る限り、一番お客さんが沢山来ていました。 商売繁盛、いいことです。 私も平成最後ですので、存分にくまなく店内を見て回り、厳選した結果、以上の10冊を購入しました。 古めかしい本ばかりです…

ツイン21古本フェア 2019・3・31

昨日、恒例のツイン21古本フェアに行って来たが、少し花冷えのする気温で後日にすれば良かったと思いきや、気の早い人たちは、桜ノ宮で花見を楽しみながらアルコールなど飲んでいるのが電車からも散見できたが、寒いだろうに。 このだっだ広い会場も暖かいと…

古本病

昔、藤圭子が ♬ 西へ流れていく女 なんて歌っていたが、私の場合は、西へ流れていく男になってしまい、結局、東京、名古屋、大阪と大都市にしか住んだことがない。 然し、今にして思えば、生涯、何回引っ越ししたか分からないが、優に10回以上は転居を繰り返…

古本は一期一会

こいさんが私(わて)を初めて法善寺へ連れて来てくれはったのは 「藤よ志」に奉公に上った晩やった。 「早う立派な板場はんになりいや」ゆうて、長い事水掛不動さんにお願いしてくれはりましたなァ。 あの晩から私(わて)は、私(わて)は、こいさんが、好きにな…

神戸 ブックオフ

神戸に行った折り、当然ブックオフも覗いてみると・・・! 久しぶりにお目にかかったゴヤさん。 今回は逃さず我が家へ連れて帰りました。 序に清泉堂書店にも寄って一時間ほどじっくり思案! 悩んだ末にこの二冊。 『まむしの周六』は昭和54年発行の黒岩涙香…

破船 久米正雄

久米正雄に「破船」事件と呼ばれる話を書いた小説がある。 漱石の長女、夏目筆子を、久米正雄と松岡讓が争った事件の顛末を書いたものらしい が、今日、その『破船』を読むには図書館でこれを借りなければならない。 持ち歩けないこんな重たい本なんか借りれ…

一色文庫探訪記

凡そ、1年ぶりに行って来た一色文庫。 私にとっては大阪で天牛書店に次いでNo.2の古本屋なんですが、上本町近くで少し家か ら離れていることと、積読本が溜まっていることもあって足が遠のいていました。 しかし、ご無沙汰も1年は長すぎるとあって昨日参上。…

ベルリオーズ回想録 丹治恒次郎訳

先日、ある本の後書きを読んでいたら興味ある書物の存在を知ったので、早速Amazonで調べてみたら第一巻が¥9,795だが第二巻がない。 ではヤフオクはどうかというと、こちらの価格は全2巻で12,000円。 丹治恒次郎翻訳、1981年発行とある。 第1巻が348頁、第2…

阪神歳末古書ノ市

今年もやって来ました倦怠期、いやいや、古書ノ市ですよ古書ノ市! 大阪では有名な四天王寺の古書市もあるが、最近ではあのような広い古書市は疲れる。 阪神が近くてスペースも丁度いい。 だからと言ってあんまり沢山は買いたくない。 もとより積読本を今以…

天神橋界隈古本探訪

趣味のジャンルは数々あれど、読書ほど時間と労力を伴うものはない。 つまり、買えば終わり、ただ飾っておけばいいとはいかないのである。それだけに、買って嬉しき花いちもんめ、気分は重たし師走の空。しかし、禁欲生活にも限度があり、飛び立つ思いで行っ…

阪神 夏の古書市

まったくなんてこった! 50冊ほどもあった未読本をやっと24冊まで減らしたと思ったのに、この3日で12冊も増やしてしまった。 あれほど気持ちを引き締め減らすことに専念して来たのに。 『古本病の罹り方』というありがたいような、ありがたくないような本が…

古本価格

先月3日以来、何やら年寄り臭い坐骨神経痛なる病気を発症して早や1月半、あまりの激痛に自ら救急車を呼んだが、この病気、なかなか完治しない。 坐骨神経痛とは如何なる病気か考えたことも無かったし自分には関係ないものかと思っていたが、やはり寄る年波に…

未完 佐伯祐三の「巴里日記」吉薗周蔵宛書簡

未読だが落合莞爾なる人の作に『天才画家「佐伯祐三」真贋事件の真実』なるものがある。 調べてみると以下のような内容らしい。 平成6年、岩手県在住の吉薗明子という女性が亡父周蔵の所有していた佐伯の未公開作品を福井県武生市に数億で寄贈しようとした際…

ツイン21古本フェア

本日の気温22℃、やや風あるも絶好のお花見日和。 車窓より見ゆる花見の光景、まったく長閑なりし。 しかし、我の目的は花見に非ず。 春といえば古書市、古書市いえば腰痛ですね(笑 戦利品は2冊でした。 裁判記録「三島由紀夫事件」 今迄、裁判記録はいろい…

装丁家

私は昔から夢というものを持ったことがない。 大言壮語が多く単なる夢想家に過ぎずエジプトへ行ってミイラを発掘するとか、ミッチミラー合唱団に入るなどと嘯いてばかり。 ああなったらいいな、こうなったらいいなと言って人を煙に巻き何ら成し得ていない。 …

仙境異聞 勝五郎再生記聞 平田篤胤 復刊

先ごろ発売された岩波の恒例春のリクエスト復刊! 今回は37点40冊。 https://www.iwanami.co.jp/news/n23560.html 読書家の中には岩波文庫全読破を目指す恐ろしい輩もいるが、一時期、私も岩波ばかりを読んでいた頃があったが全巻読破なんてとんでもない。 …

阪神 歳末古書ノ市

俗に寄る年波には勝てぬというが、私にとって、その勝てぬ行事が最低でも年に3回はある。 ⒈ 大規模なライブ・コンサート! 先月、あるビック・アーティストのライブ観戦の為、東京ドームへ行って来たが、何と生まれてこの方経験したことのない最前列が当たっ…

小村雪岱随筆集

1990年8月、またしても中公文庫だが『日本橋檜物町』という小村雪岱の随筆集が出ている。 当然の如く絶版だろう。 最後の浮世絵師と言われた雪岱の珠玉の随筆集らしいが未だお目に掛かったことがない。 しかし、来年1月『小村雪岱随筆集』というのが刊行され…

羊夢舎

古書店探訪に関しては以前から一つの疑問がある。 東京では古本街といえば神保町、大阪で焼肉といえば鶴橋と店が密集しているが大阪の古本街は梅田紀伊国屋書店横に数件の店がある程度で東京に比べたら物の数ではない。 そこで私の疑問だが、これまで関西地…

古本病

武士道とは死ぬことと見つけたりと『葉隠』は書いているが、絶版道とは追い詰めることと見つけたりというのが最近の私の、ころころ変わる座右の銘。 何代にも渡って受け継がれて来た古書。 先の持ち主は如何なる理由で手放したのか。 少なくとも我が思いと同…

Amazon探検隊

何となく今日はたわいもない雑事で追われる休日だった。 まず、朝、部屋を出たところで大家さん夫婦に会う。 30分ほど互いの病気のことなど話合い、その後、郵便局へ。 更に銀行でお金を下ろし家賃の振り込み。 そして喫茶でモーニング。 食後、お決まりの朝…

神保町 古本街

神保町古本街に行って来ました! 制約時間がある中、ここまで来た限りは何か買わなくてはいけないと焦り、一軒、二軒、三軒と見て周り運命の出会い、または捜索願い中の本は無いかとドキが胸々しながら書棚に目を集中、しかしありません。 四件目、ここは以…

ハリス 日本滞在記

先日、古書店で見つけた『ハリス 日本滞在記』、ハリスが日記を付けていたことは何かで読んだことがあるが、岩波文庫から出ているとは知らなかった。 上・中・下巻で3千円もするが出会ってしまっては買うしかないと諦めた。 3巻で約900頁、註釈付きでやたら…

帯に桑田氏、襷に長し

古書店のワゴンセール、100円コーナーの中にこんな本が❗ 帯に注目、何と桑田佳祐の写真が。 30年程前だろうか。 知らなかった。

阪神 夏の古書ノ市

今年も行って来ました、梅田の『阪神 夏の古書ノ市』へ。 毎度のことながら腰痛を抱え会場をくまなく見るのはやや辛いが、これも趣味の一環ゆえ、致し方ない。 素早く、短時間で読みたい本を探し出し、そそくさと帰ってきました。 あまり積読本を溜めたくな…