愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

古本フェティシズム

積読こそが完全な読書術である

最近、こんな本が出ている。 「読まずに積んでよい。むしろそれこそが読書だ。人生観を逆転させる究極の読書術!」 どういうこと? 積んで眺めていればいいということ! そんなわけにはいきませんよ、私の書棚には267冊もの積読本が溜まっているんですよ。 …

ツインズ 21古本市

古本道に迷い込み、古本病に憑りつかれ、気が付けば保険適用なし。 全体、どれだけ買えば気が済むのか。 古本は奥が深いということはよく分かった。 然し、この道は際限がない。 既に積読本が260冊を超えた。 絶対に300冊を超えないようにしなければいけない…

真崎甚三郎日記全六巻

ヤクオフに登場「真崎甚三郎日記」1-1~1-3 3冊セットだって! これは高いだろう、どんな人が買うのだろうか実に興味がある。 草莽の昭和史研究家か大学教授か。 然し、調べてみると、1-4~1-6欠本とあり、それ以前、昭和7~13年 3冊 陸軍大将 満洲事変 上海…

古本はかび臭いか!

そうなんだよ、歴史学は社会を生きぬく最強のスキルなんだよ、なあダメオ。 そう、私は子供の頃に長谷川一夫さんの『赤穂浪士』を見て以来、大の歴史ファンになったはいいが、社会を生きぬく最強のスキルとして役立ったかといえば、その運用や容量が分からず…

たにまち古書即売会

約3か月ぶりの古本市らしいが何でも昨日、知人が大名買いで61冊も買ったそうな。 私は雨は苦手なので今日参戦だが、然し、重量の関係で12冊が限度だった。 帰りに紀伊國屋でバージニア・ウルフの『ある作家の日記』を買って、それでも約 10,000円ぐらいの出…

マルキ・ド・サド  1740年6月2日 - 1814年12月2日

『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』の原稿。 バスチーユ牢獄中で本書は清書され、押収を避けるため、幅12センチの小紙片を糊付けして作った長さ12.1メートルの薄い巻紙の両面に小さくぎっしり詰まった文字で書かれたのがこれらしい。 虐待や放蕩の罪で度々…

別れる理由

この本を知っているだろうか。 私が最も美しいと思っている装丁の本だが手元にはない。 然し、確かに最近どこかの古本市で見た覚えがある。 なぜ買わなかったのか、よく覚えてないがいずれは買って読んでみたい、とも思っているが、如何せん、かなりの難解も…

古書こそすべて!

最近はどうも心身共に冴えない日が続いている。 今日は月に一度の診断日。 全く丸出駄目男そのもだ。 そんな時は、焼けのやんぱち日焼けのナスビで、自転車をかっ飛ばして天牛書店まで行って来た。 疲れたが7冊買って1,650円ならまずまずのお買い物だろう。 …

鳳啓助のポテチン闘病記 Amazon価格

俺は絶対に、勝ってみせるで。「顔は芸人の看板。絶対に切らん」―手術も化学療法も拒み、身ひとつで敢然と腺がんに立ち向かった鳳啓助と、彼を支えた夫人の、涙と笑いに満たち闘病の日々。 壮絶ながん闘病のうちに他界した、大阪喜劇界のスター、鳳啓助。そ…

第11回水の都の古本展

中央公会堂の『水の都の古本展』へ行って来た。 毎度のことながら、一期一会の出会いを求めて東奔西走だが、即買いという一目惚れがあるか否か。 初っ端から購入予定の本を見つけ、暫く、恋の相手が見つからないと思っていたら、山口瞳の『世相講談』なるも…

天牛書店で古本購入

『恋人たちの風景 ピエール・ロチと行くロマン紀行 / 伊原正躬』 『フロイトの函』 デヴィッド・マドセン 『セザンヌの散歩道』藤谷千恵子 『杏っ子』室生犀星 『向田邦子の青春』 『春画の色恋 江戸のむつごと「四十八手」の世界/白倉敬彦』 『ある人の生の…

京橋ツイン21古本市

何とか、この鬱状態を脱出しなければならないと最近悩んでいると昨日も巻いたが、気分転換になるかどうかは分らねど、京橋ツイン21でやっている古本市へ気温15度の中、腰痛、肩痛、自律神経の歪んだ状態で行って来た。 もう何回も来ているので、勝手知ったる…

阪神百貨店古書ノ市

年末恒例の阪神百貨店古書ノ市へ今年も行って来ました。 ねばり、へばり、てこずり、一応は全部見たつもりですが。 所要時間2時間20分。 最近、とみに視力の低下と腰痛の悪化で本当に体力勝負になって来ましたが、中古レコードの方はクラシック、ジャズと、…

インセスト:アナイス・ニンの愛の日記 【無削除版】1932~1934

アナイス・ニン 「私たちは哲学、心理学、芸術に逃げ込むのではなく、粉々になった自分を完全なものに取り戻すためにそこに行きます」 アナイス・ニンが生涯をとおして書き続けた日記。 無削除版第2巻、待望の翻訳出版。 夫、ミラー、アランディ、アルトー、…

三宮駅前古書店へ

何だかちょっと虚しい気分で神戸まで、新しく出来た古書店へ行って来た。 この、「三宮駅前古書店」というのが屋号で地名ではないのでややこしい。 「清泉堂書店」「三宮駅前古書店」「BOOKOFF」「あかつき書房」の順に回って、今日はこの三冊だけ。 「哀し…

一色文庫へ行って来ただ。

dameo6‏ @dameo61 10月5日 大阪古書店界のオアシスに行って来ました。 調べてみたら半年の御無沙汰で申し訳ない。 長年行っていた四天王寺の古書市は今回はパス、10数年前までは良かったのだが、さすがに今は体力を使い切る。 だからオラ、真っ直ぐ一色文庫…

ふるき仲間と木下杢太郎 

ふるき仲間ふるき仲間も遠く去れば また日ごろ顔あはせねば知らぬ昔と変わりなきはかなさよ春になれば草の雨 三月桜、四月すかんぽの花のくれない また五月には杜若(かきつばた) 花とりどり、人ちりぢりのながめ窓の外のいり日雲 この詩はいつ頃の作だろう…

東は「つちうら古書倶楽部」から西は「千代の介書店」まで。

関東最大の古書店「つちうら古書倶楽部」が茨城県にオープン 常陸国茨城か! 行ったことないな、遠い、フランスはあまりにも遠しではないが、常陸も遠い。 私は子供の頃よりこの方、何か趣味がないと生きいけないタイプで、切手収集に始まり、古銭、映画パン…

室生犀星の『庭を造る人』

これ、昨日見つけて買ってきた。 何なに、初見、何なんこの本は! 背表紙はセロファンが掛けてあるので読みにくく、表紙はタイトル文字が小さく今ならあり得ないような表装。 よくよく見るに室生犀星の『庭を造る人』とある。 奥付を調べると、昭和2年6月18…

志賀直哉「蝕まれた友情」

志賀直哉に「蝕まれた友情」という64歳のときの短編があるらしい。 「君と初めて知つたのは幾つの時だつたらう。学習院の初等科五年の時だつたやうに思ふ。一緒に中等科に進んだ記憶があるから、十一か十二の時だ。今、君は六十五、僕は六十四だから、半世紀…

朴烈 金子文子裁判記録

所謂、朴烈事件の裁判記録、左翼系の事件などは、この黒色戦線社から概ね出版されていると思う。 併し、この本は初めて見たが値段は9,000円と高く、とても買えない、中を見ると上下二段組と、これまた読み甲斐がある代物。 何しろ事件も裁判も大正時代と古く…

二つの絵 小穴隆一をゲット

東京の古本屋で先日見つけた、とってもとっても大事な珍しい本が昨日届いた。 昭和31年1月30日発行の『二つの絵』、表紙は画家で芥川の友人だった著者の小穴隆一が描いた死せる芥川のスケッチ。 長年探していたが一度たりともお目にかかれなかったのを、ある…

『東海道刈谷驛』

恥ずかしながら、我が街を紹介するに、簡単明瞭で分かりやすい。 居酒屋、風俗、ラブホテル! 元より古本屋などは一軒もなく、唯一あった町の本やさんとCDショップは需要のなさから消し飛んでしまった。 以来、文化の空洞化現象著しく、上は知事、市長、区長…

探訪 一色文庫

二か月半ぶりに一色文庫へ行って来ました。 昨日は私の知り得る限り、一番お客さんが沢山来ていました。 商売繁盛、いいことです。 私も平成最後ですので、存分にくまなく店内を見て回り、厳選した結果、以上の10冊を購入しました。 古めかしい本ばかりです…

ツイン21古本フェア 2019・3・31

昨日、恒例のツイン21古本フェアに行って来たが、少し花冷えのする気温で後日にすれば良かったと思いきや、気の早い人たちは、桜ノ宮で花見を楽しみながらアルコールなど飲んでいるのが電車からも散見できたが、寒いだろうに。 このだっだ広い会場も暖かいと…

古本病

昔、藤圭子が ♬ 西へ流れていく女 なんて歌っていたが、私の場合は、西へ流れていく男になってしまい、結局、東京、名古屋、大阪と大都市にしか住んだことがない。 然し、今にして思えば、生涯、何回引っ越ししたか分からないが、優に10回以上は転居を繰り返…

古本は一期一会

こいさんが私(わて)を初めて法善寺へ連れて来てくれはったのは 「藤よ志」に奉公に上った晩やった。 「早う立派な板場はんになりいや」ゆうて、長い事水掛不動さんにお願いしてくれはりましたなァ。 あの晩から私(わて)は、私(わて)は、こいさんが、好きにな…

神戸 ブックオフ

神戸に行った折り、当然ブックオフも覗いてみると・・・! 久しぶりにお目にかかったゴヤさん。 今回は逃さず我が家へ連れて帰りました。 序に清泉堂書店にも寄って一時間ほどじっくり思案! 悩んだ末にこの二冊。 『まむしの周六』は昭和54年発行の黒岩涙香…

破船 久米正雄

久米正雄に「破船」事件と呼ばれる話を書いた小説がある。 漱石の長女、夏目筆子を、久米正雄と松岡讓が争った事件の顛末を書いたものらしい が、今日、その『破船』を読むには図書館でこれを借りなければならない。 持ち歩けないこんな重たい本なんか借りれ…

一色文庫探訪記

凡そ、1年ぶりに行って来た一色文庫。 私にとっては大阪で天牛書店に次いでNo.2の古本屋なんですが、上本町近くで少し家か ら離れていることと、積読本が溜まっていることもあって足が遠のいていました。 しかし、ご無沙汰も1年は長すぎるとあって昨日参上。…