伝記小説

白蓮れんれん 林真理子

何年か前に永畑道子の『恋の華・白蓮事件』という本を読んで以来の柳原白蓮となる。 確か先述した本では、いきなり公開離縁状を新聞に投稿した場面から始まるようだったが、今回は白蓮こと本名宮崎燁子が炭鉱王伊藤伝右衛門に嫁ぐとこから始まっている。 白…

血脈 (中) 佐藤愛子

大河ドラマの中盤、佐藤家の行く末はと読み進めたが、休まる閑もなく紅緑とシナの苦悩は続く。 前編では四男の久が情死したところで終わったが、大東亜戦が始まり三男の弥(わたる)が徴兵で兵隊に取られフィリピンで戦死。 二男の節(たかし)が広島の旅館…

血脈 (上) 佐藤愛子

今日、佐藤紅緑(こうろく)とい名前を耳にすることはあまりない。 大衆小説作家として文壇から軽視されてきたのがその遠因かと思うが、本名は洽六と書く。 『あゝ玉杯に花うけて』の著者として名を留めているが、昭和初期、少年小説の第一人者として、圧倒…